設立趣旨

高齢化や少子化を背景に日本という国の財源が揺らいでいる昨今では、医療費の削減が大きく叫ばれています。

しかしそれを実際に実行する行政の現場において、その解決策が見えてきていないのが現状です。

また、医療現場では、働き盛り世代のメンタルヘルス、高齢者の健康格差など 人々の健康レベルの低下を切実に感じています。 

特に子供の身体の弱体化は著しく、 予防医療の必要性とあり方を考える機会が増えてきました。 

この問題意識は医療にもとどまらず、 地域の教育機関でも同様に聞こえてきており、問題の深刻さが伺えます。 

その解決策として近年よく聞かれるのが『予防医療体制』の確立です。

しかし予防医療は通常医療に比べて取り組みや内容に確立した物はなく、 やはり市区町村によってその取り組みには大きな差が生まれています。

 さらに、地域の中で現在行われている予防活動は ボランティア、もしくはボランティア同然の活動であり、 

その従事者に対する地域医療への貢献度に見合った社会的地位は確立されていません。 

一般社団法人全国地域育整協会では、現在の予防医療に必要不可欠な地域活動の従事者に、正しい知識と経験を積ませることでその能力と精神の育成を行っていきます。

さらに私たちが、様々は健康に関する資格者と研究機関や企業、行政の間に入りハブとなることで、 単一的に行われていた地域活動を連携し組織化させ、 より多くの方々に、質の高い健康サービスと提供する事を目指しています。

一般社団法人全国地域育整協会　代表理事　安川元也